カヤックフィッシングで重要なアイテムである「パドル」。
パドルを変えるだけで、「全然疲れなくなった」とか「スピードが出るようになった」など周りから聞いたりはしませんか??
実は私自身もその素晴らしさを体感している一人なので、今回はカヤックフィッシング初心者にオススメのパドルと選びかたを説明したいと思います。
快適なツーリングと釣りを両立させるパドル
まず、カヤックフィッシングをする方であれば、数百m〜1Km以上は沖に出ますよね。
なので、結論
「長距離を疲れずに漕げて、且つ推進力のあるパドル」がいいです。
具体的に説明します。
長距離を漕いで行くのには、極力腕の負担を減らしたいですから
最適解は「ナローブレード」かつ「カーボン素材のパドル」を選択するのがベストでしょう。
とはいえ、カーボンパドルは高価ですから予算で合わない方もいると思います。
以下にカヤックフィッシングで主に使われる素材を書いてみます。
◆パドル 材質まとめ
・アルミ
もっとも安価で購入ができるパドル。そこそこ強い作りにはなっているのですが、何より重いです。平均で1Kg近くはあると思うので、800g程度のカーボンパドルと比べると疲労感は雲泥の差です。初心者の1本目としてはいいのではないでしょうか。(とはいえ、どうせ買い換えることにはなると思います)
<価格の目安>1万円以内
・グラスファイバー
ナイロン樹脂とガラス繊維を組み合わせた、耐久性の面で優れた素材です。カヤックフィッシングでは結構使われている方が多いです。カーボンシャフトとグラスブレードの組み合わせパドルなどもありますね。カヤックフィッシングにおいて標準的な位置に立つパドルではないでしょうか。
<価格の目安>2万円〜3万円前後
・カーボン
この中で最も高価、軽量なパドルです。カーボンは水中でもしなりにくい特性を持っているので、高い推進力を得られることができます。また、軽量なことから疲労感が全然違ってきます。
デメリットは雑な扱いをすると、ブレードが割れてしまう恐れがあることです。
私はフルカーボンパドルを使用していますが、アルミとは全くの別物!と実感しました。もうカーボン以外使いたくありません。
<価格の目安>約3万円以上
パドルのシャフト形状・分割タイプ
パドルにはいくつかの分割タイプとシャフト形状があるので、以下で紹介します。
〜パドルのシャフト形状〜
・ストレート
私が使っているのがストレートタイプなのですが、理由は欲しい商品の在庫がストレートしか無かったからです。
また、ストレートタイプの方が少し安く購入することができます。
特徴としては特にこれといったものは無く、手首への負担は多少あります。とはいえ、私的には全く問題ありません。ストレートでもカヤックフィッシング程度のツーリングなら問題ないですよ。
・ベントシャフト
水をかいた際の負担を抑える目的で、ブレードに近い部分が曲がっているタイプです。手首の疲労を抑えるだけではなく、操作性の面でもストレートより優れています。ただ、好みの問題もあるので一概にはベントがいいとも言い切れません。
ただ、店頭で試す機会がないのであれば、ベントタイプを買っておけば間違いないと思います。
〜パドルの分割タイプ〜
長さの面から1ピースを利用する方はほとんどいないと思います。なので、今回は2ピースと4ピースを紹介します。
・2ピースパドル
カヤックフィッシングをする方は基本、この2ピースを選ぶのが最適解です。
分割式パドルでも最もスタンダードな型で、どこの穴で固定するかで角度調整もでき、誰でも扱いやすいパドルです。
メインパドルはこの2ピースを使いましょう。
・4ピースパドル
コンパクトになることから、予備パドルとしておすすめの4ピースパドル。
コンパクトに携帯できるメリットはありますが、やはり強度面ではよくないのでメインのパドルとしての使用には向いていないでしょう。あくまで予備として備えておきましょう。
おすすめのカヤックパドル 5選
①. WERNER(ワーナー) パドル カマノ カーボン2ピース ベント220
金額が出せる方はこのレベルのものがおすすめです。アメリカの歴史あるパドルブランドです。
重量が800gを切るこの軽量パドルは疲れ知らずで楽々漕いでいける力があります。
高級パドルのため、道具にこだわりたい方にもおすすめ!
②. マーシャス パドル TPC-021
2万円半ばで買えるパドルで、ブレードはカーボングラス、シャフトはグラスファイバーです。重量は850gなので、軽量の部類に入るパドルです。標準的な数値を備えているバランスが取れた商品。
③.マーシャス パドル MSSfgpaddle ファイバーグラスパドル(2P)
オール・グラスファイバーのパドルですが、見た目が美しいのも特徴です。重量は900gなので、カーボンパドルと比べると重量が気になりますが、アルミパドルからの買い替えには最適な一本でしょう。軽さも推進力も感じられる1本です。
④. MORGEN SKY カーボンパドル TypeA
材質は3Kカーボンというもので出来ていて、重量は600g後半。中長距離向けのこちらのパドルは長めの全長と抵抗の少ない細長いブレードで、比較的ゆったりとしたペースで効率よくこぐことができます。
オールカーボンなのにこの値段。中国メーカーなので、その点は注意したいところ。
⑤. MORGEN SKYアルミパドル
とりあえずの一本!ということでコスパを優先させるのであればアルミパドルになります。こちらは数千円で買えるので、コスパには優れています。新しいパドルに買い替えた際はこちらを予備パドルにするのがいいでしょう。
また、こちらではリンクが貼れませんが、Swing Sterのパドルもおすすめです。
カヤックフィッシング専門店「kayak55.com」さんでは多数置いてあります。
また、お店のホエールさんが丁寧に教えてくれるので、こちらのお店のHPも載せておきます。
まとめ
今回はカヤックフィッシングのパドルに関して執筆しました。5つほど紹介はしましたが、一度は店頭にて触って頂くことをおすすめします。やはり形状は重量は実際に触らないと解らないですからね。ただ、カーボンパドルは本当に素晴らしく、漕いでて楽しいパドルなので、初心者〜上級者にまでオススメのパドルです。