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カヤックは危険な乗り物なのか(?)
私は釣りをする為にカヤックに乗っていますが、経験から結論を申し上げます。
カヤックは「乗り方を間違えると危険な目に遭う可能性を秘めるモノ」ということです。
どういうことかと言いますと、穏やかな海や湖をツーリングする分には全く恐怖は感じません。
ただ、車のようにちょっとした油断や判断ミスで命をも落としかねない重大な事故に繋がる可能性があるということです。
それは特に以下のポイントになります。
①海況が悪い日に出艇する
②救命胴衣(PFDなど)を装着していない
③よそ見をしない
④離岸着岸のタイミングを知らない
上記の事柄はカヤックフィッシングをはじめ、海でのアクテビティスポーツ時には非常に重要な項目です。
【①海況が悪い日に出艇すると】
海や湖でカヤックを出す場合、当然「天気」や「波高」に左右されてしまいます。
雨はまだしも風の強い日に出した場合、うねりも伴い、下手するとどんどんと沖に流されて遭難してしまうリスクを考えなければなりません。
また、漁師やクルーザーなどからカヤックが見にくくなりますから、衝突などの事故にも十分気をつける必要があります。
なので、悪天候の日にカヤックを出すということはそれだけリスクが高まるということです。
更に、海では天気が急転することがよくあります。
急に黒い雲がやってきたと思ったら、途端にゲリラ豪雨、暴風などなど・・・
とにかく、風が強まる日や波が高い日には出さないことが条件となるアクテビティです。
風や波高を調べるにはWindyというアプリがオススメです。
Appleのスマホの方はこちら。
【②救命胴衣をつけていない】
当たり前の話ですが、救命胴衣なしでカヤックに乗るなんて完璧な自殺行為と言えます。
ご自身が何かのミスで転覆(沈)してしまった場合、死亡率がグッと上がりますし、仮に発見してもらい、助かったとしても、色々な方に多大なる迷惑をかけてしまうことになります。
さすがにカヤックを検討している人の中ではこんな人はいないでしょうが、救命胴衣を忘れた際はカヤックは出してはいけません。
そして、必ず購入したものは実際に海や湖などで浮力を確かめておきましょう。
ついでに言うと、カヤックから落ちてしまった時のことを考えて、再乗艇の練習もしておいた方がいいでしょう。
【③よそ見をしない】
これは私が釣りをしている時もそうですが、あまりに釣りに集中しすぎて周りが見えなくなる事がしばしばあります。
例えば、魚探に魚の群れが映ったりとか、魚とのファイト中、魚を〆てる最中などなど・・・
人が見えている視野の範囲(約200度)はまだいいのですが、後ろから船の接近や大きなウネリがやってくる事もあり得るんですね。
なので、カヤックに乗る際は常にキョロキョロと状況確認を怠らないようにします。
【④離岸着岸のタイミングを図る事ができるか】
アクテビティとしてカヤックを始める方は勉強すると思いますが、釣りがメインでカヤックを始める方はそもそも「離岸着岸の仕方」はあまり考えませんよね??
実はカヤックの怪我に繋がる事故はこの「離岸着岸時が多い」と言えるでしょう。
そもそも、初めての方は波を見て
「この高さなら今日は出艇できそう」、「よし!このタイミングで一気に乗って漕ぎ出そう!」など・・・
経験値が無いのでわからない事は多いと思います。
また、着岸時は思っていたより波が高くなっている事があり、その高い波に乗っかってしまうと、いとも簡単に転覆(沈)してしまいます。(私は幸い経験ないですが)
波を見ながらタイミング良く着岸する技術と知識が必要になってきます。
とはいえ、恐れすぎることはないです。
誰かカヤックをしている知り合いがいれば一緒に行って教えてもらう。
周りに聞ける人がいないようであれば、とにかく無理はしないことです。
カヤックを出すのはべた凪の日に限定し、海況が変わったら即座に陸に上がるよう心がけることです。
私は一人で行く事がほとんどなので、後者です。
そのうち、経験で体が勝手に判断できるようになってきます。
今回紹介した4つのポイントをしっかり押さえておけば、とっても楽しい最高な乗り物に思えてきますよ!
まとめ
車と同じでちょっとした判断ミスが大きな事故に繋がる乗り物ですが、ある程度の知識を身につけ、常に気をつけておく気持ちさえあれば怖くはない乗り物です。実際に大きなウネリが来ても船首から真っ直ぐに受ければ全然大丈夫ですし、思っているほどは怖くはないですよ。ただ、油断は禁物です。私もこの記事を書きながら、今一度気をつけて乗っていこうと引き締め直しました。
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