まだまだ手漕ぎカヤックユーザーが多いですが、今回は「足漕ぎカヤック」の導入メリット&デメリットを書いていきます。
購入前にこの記事を読んで頂くことで、「やっぱり手漕ぎにしよ〜」と思うかもしれませんので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。
足こぎカヤックが人気の理由
大体の方が手漕ぎのカヤックで始めると思うのですが、やはり釣りをする上で便利なのが「足漕ぎカヤック」。
言ってしまえば、手漕ぎより快適に釣りに集中できてしまいます。
私たち手漕ぎカヤッカーは移動時にパドリングをするので、当然竿はホルダーに掛けたり、置いたりしますよね。
足漕ぎの場合は左舷にあるラダーハンドルで方向操作はするものの、足で漕げばカヤックは直進し続けてくれるのです。
足漕ぎカヤックの2タイプ紹介
足漕ぎタイプには2タイプの種類があります。
それは「ミラージュタイプ」と「プロペラタイプ」です。
それぞれ説明していきましょう。
●ミラージュタイプ
いわゆる、ペダルを漕ぐことで「フィン」が動くタイプのカヤックになります。
そのため、推進力に優れていて時速10km出るようなものもあるそうです。
一般人が手漕ぎのカヤックでは中々出ない速度ですね!
デメリットは値段が高額なこと、後ろ方向に進めないことでしょう。
小回りが効かない分、長距離移動には向いているので、海のカヤックフィッシングでは抜群な相性ではないでしょうか。
●プロペラタイプ
こちらは、漕ぐことでスクリューが回転するタイプです。
レンタルボートなどで「フットターボ」というものを見かけますが、あれと同じ機構をもつものです。
こちらのメリットは何と言っても後ろ向きに進むことが出来ることでしょう。
ただし、ミラージュタイプほどの速度は期待できません。
海での使用はもちろんですが、琵琶湖やリザーバーでのバス釣りに重宝するカヤックだと思います。
価格もミラージュタイプよりも安価で手に入れることができます。
足漕ぎカヤックの方向転換
足漕ぎカヤックには通常「ラダー」というものが船尾に付いており、それを手元のレバーで操作して方向を決めます。
私が以前使用していた手漕ぎカヤック「コンダクター10」にも標準装備されていました。
とはいえ、ラダーはワイヤー類で接続されているだけですから、不意のトラブルに備えてパドルは常備しておく必要があります。(離岸、着岸時もパドルは必須です)
足漕ぎカヤックのデメリット
釣りを始めてしまえば快適な足漕ぎカヤック。
実はデメリットもあるので紹介しておきます。
それはズバリ
●価格が高い(20万円代〜50万円くらい)
●重量が重い(ほとんどが30Kg以上)
●推進装置の取り付け、片付け、メンテナンス
少なくともこの3つが大きいでしょう。
価格が高いのは金銭的な問題ですが、重量があるのでカヤックカートは必須になるでしょう。
そして、車の上げ下げもカヤックリフターなどの装置が推奨されます。
また、海水使用では特に錆びなどに気をつけなければいけなくなります。
ペダル部の異音など、メンテナンスを怠ることで後々修理代などがかかってしまうので、小まめなメンテナンスが要求されてきます。
基本的には現地で塩抜き、帰宅後にもしっかり真水で洗い流すということを習慣にしていれば大丈夫でしょう。
まとめ
足漕ぎカヤックには「ミラージュタイプ」と「プロペラタイプ」があり、推進力は「ミラージュタイプ」、後ろ方向に進んだり、小回りが効くのは「プロペラタイプ」。
このことから、海での使用は「ミラージュタイプ」が有利、小場所での釣りやバス釣りには「プロペラタイプ」が使いやすいのではないかと思います。(あくまで私的な意見です)
そして、重量があるので、車からの上げ下げや運搬は大変になるという点、推進装置のメンテナンスが必須という点を頭に入れて購入する必要があります。
しかし、これらのデメリットを補うほどの快適性が備わっているのも事実ですから、カヤック買い替えの際は足漕ぎも考えてみてはいかがでしょうか??(私的には「初めての方はお手軽な手漕ぎパドリングの方がオススメです!」)
<下記リンク 参考足漕ぎホビーカヤック>