2020年にはノーマルの「ツインパワー」、そして、21年には「ツインパワーSW」や「ツインパワーXD」が出てきました。
これだけ出てきたらどれを買ったらいいの?と思われる方も多いかと思いますので、なるべく簡潔にわかりやすく、
✔︎ 当記事の内容
・20ツインパワー、21ツインパワーSW、21ツインパワーXDの使い分け
・まとめ
20ツインパワー、21ツインパワーSW、21ツインパワーXDの使い分け
まずは、ツインパワーというリールの価格帯の周り(上)には「ステラ」と「ヴァンキッシュ」というリールが存在します。
シマノを使ったことがない方向けに書くと
「堅牢性があって、重厚な巻き心地のステラ」、と「剛性は落ちるけど、軽くて、リールの巻きだしもスムーズなヴァンキッシュ」とに分かれます。
ステラ・・・コアソリッドシリーズ
ヴァンキッシュ・・・クイックレスポンスシリーズ
価格はステラの方が1〜2万円以上高くなります。
今回ご紹介する「ツインパワーシリーズ」はステラと同じコアソリッドシリーズになるのですが、
「ノーマル、SW、XD」ではそれぞれ仕様が変わってくるので、下記で紹介したいと思います。
・21ツインパワーSW
(写真はシマノHPよりお借りしております)
まずは、ツインパワーのSWですが、これはオフショア(船の沖釣り)で使う人がメインでしょう。
とはいえ、4000番台や5000番台は「ノーマルツインパワーやツインパワーXD」でもラインナップされているので、そこまでSWで選ぶ理由は見当たりません。
なので、少なくとも6000番以上のリールを必要とされる方が検討するリールでしょう。
私がメインでしているカヤックフィッシングでも、C5000番で今の所は十分だと思っています。(腕がないので、そんな大物とも遭遇しません笑)
したがって、船で沖に出てヒラマサやカンパチを狙う方やマグロやシイラなど、大物を狙う方が検討すればいいリールではないでしょうか?初心者の方はバス釣りなんかではまず使いませんので、ご注意ください。
下記のリンクでは10000番のHGをご紹介しております。
【3月入荷予定/ご予約受付中】シマノ ツインパワー SW 10000HG [2021年モデル]※他商品との同時注文不可/代引不可/
・21ツインパワーXD
(写真はシマノHPよりお借りしております)
今回、21年に発表された「ツインパワーXD」。
結論、「カヤックフィッシングをやる人はこのリールでいいのでは」と思います。
これはシマノ契約スタッフの黒田健史さんによると・・・
21ツインパワーXDを簡単に言うと・・・
✔︎後述する「20ツインパワー」と「19ヴァンキッシュ」を足して2で割ったようなリール。
✔︎ハンドル回転の軽い20ツインパワー、ボディの強い19ヴァンキッシュとイメージをしてもらえばOK!
✔︎つまりは、ボディは20ツインパワー、ローターのみ19ヴァンキッシュという構成で成り立っているリール。
(この章の最下部に各リールのボディ&ローター材を表にしておきました)
とのことです。
ここまでですと、20ツインパワーでいいじゃないか!ということになるのですが、シマノは「XD」を一部特化させてきました。
✔︎ SWバリアコートスプールリングの搭載
シマノはこのツインパワーXDには最高級機種のステラSWに搭載されている「SWバリアコートスプールリング」を
このツインパワーXDに搭載してきました!!
このSWバリアコートスプールリングがどういうことかというと・・・
簡単にいうと、スプールリング(スプールエッジ)が簡単には傷が付かないものになっています。ちょっと地面や岩ににこすれた程度では傷がつきにくい優れものです!
黒田さんのブログでは鉄のヤスリでこすっている写真も・・・。(黒田さんのブログより拝借)
どうしても雑な扱いになってしまうカヤックフィッシングでも最適な堅牢性リールだと思います。
ショアジギングやカヤックフィッシングにおける、私が推奨する番手はC5000XGです。
【4月入荷予定/ご予約受付中】シマノ ツインパワー XD C5000XG [2021年モデル]※他商品との同時注文不可/代引不可/
✔︎ シーバス釣りの方はC3000XG
シマノ 21 ツインパワー XD C3000XG (スピニングリール)【予約受付中/04月頃入荷予定】 ※他商品同梱不可 入荷次第、順次発送
・20ツインパワー
なんだかんだ、これでも十分でしょ?!というのがノーマルの「20ツインパワー」。
この20ツインパワーは昨年に発表された時も記事にしましたが、かなり!優れたリールです。
「フラッグシップのステラに迫ってきた!」とかなり話題にもなりましたね。
確かにいいリールです・・・。
このリールの何がいいの?と言われれば、
「ボディはci4+だけど、ローターは18ステラと同じものが使われている」ということではないでしょうか?
シマノ契約プロの黒田さんもローター部に関しては以下のように言われています。
釣り人が感じている巻き心地や、魚とのファイト中の剛性感はほぼここのローター部で感じていると言っても過言ではありません。個人的にはボディやメインフレームなんかより遥かに大切な部分。
なんせ、18ステラと全く同じものが使われているのですから、巻き心地が「ステラ並になった!」と言われるのも当たり前のことなのでしょう。
ショアジギング、カヤックフィッシングにおける私の推奨番手はC5000XGです。
シマノ(SHIMANO) スピニングリール 20 ツインパワー C5000XG ライトショアショジギング ライトショアキャスティング
✔︎ シーバス釣りがメインの方はC3000XGです
シマノ(SHIMANO) 20 ツインパワー C3000XG 04142
私はシマノ製品が好きなので、シマノ商品のご紹介となるのですが、ここまでのショアやカヤックフィッシングの経験を元に書いていこうと思います。 リールの番手はどう選ぶ これか[…]
過去のリールのボディ&ローターの材を簡単な表にしておきます。
●シマノ主要リールのボディ&ローターの材質
✔︎ ボディ
18ステラ:マグネシウム
19ヴァンキッシュ:マグネシウム&ci4+
20ツインパワー:アルミ&ci4+
21ツインパワーXD:アルミ&ci4+
✔︎ ローター
18ステラ:アルミ(一部機種マグネシウム)
19ヴァンキッシュ:ci4+
20ツインパワー:アルミ
21ツインパワーXD:ci4+
まとめ
ツインパワーというシリーズは総じて、とてもいいリールです!!
特に海での使用や、カヤックフィッシングをはじめとする「タフな釣り」には最適です。
傷を少しでも回避したい方は、今回の「21ツインパワーXD」がおすすめですし、SWバリアコートスプールリングが必要のない方は「20ツインパワー」でいいのではないでしょうか?
ちなみに、今回取り上げませんでしたが、バス釣りで使用される方は2500番やC3000番を使うといいかと思います。
見た目もぐっと高級感が増したツインパワー、検討するのが大いにアリなリールとなっていますよ!
昨日、1/14にシマノ の新製品発表がありましたね! 案の定、シマノのHPは繋がりにくくて大変でしたが、私の釣りにおいて気になるアイテムを紹介していきたいと思います。 写真はシマノのプロス[…]